【2024年版】液晶タブレットのおすすめ10選。イラスト初心者に優しいモデルを紹介

タブレット上の液晶画面に専用のペンで直接書き込むことで「イラスト」や「メモ」をデーターに変換し、PC画面に表示させることができる「液晶タブレット」。通称：「液タブ」の名で認知されている液晶タブレットは、プロのイラストレーターにも愛用されており、液タブに書き込むことで紙に描いているような感覚で使用することができます。

液タブと言えど、価格や液晶の大きさ、筆圧レベル、機能性などの違いや種類も豊富で、初心者の方ほどどの液晶タブレットを選べばいいのか分からないことだと思います。

そこで、この記事では「液晶タブレットを選ぶ際の注意点」をはじめ、「選び方」や「初心者に優しいオススメの液タブ」を紹介していきます。購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

液タブとは？

「液タブ」とは、「液晶タブレット」を略した言葉。液晶タブレットは、タブレット上に液晶画面があり、専用のペンを使用することでイラストや絵を1枚の紙に描くような感覚で操作することができます。

液晶タブレットで描いている絵を接続するPCやスマートフォンにリアルタイムで表示することができ、絵やイラストをデーター化することで持ち運びや配布など、様々な用途で使うことができるようになります。

iPadやandroidの電子タブレットよりも画面サイズが大きく、絵やイラストを描くのに特化しているのが液晶タブレットなので、これから絵を描き始めたいと思われている方は液タブが最適です！

液タブを選ぶ際の注意点

液晶タブレットを選ぶ際のチェックしておきたいポイントを詳しく解説しますので、参考にしてみてください。

液晶タブレットがパソコンのOSに対応しているか確認する

出典：Amazon

液タブとパソコンのOSが対応しているかをしっかりと確認するようにしましょう。互換性のない端末を選んでしまうと、液晶タブレットの映像出力をパソコンの画面でできなかったり、あるいは不具合の原因につながります。

今持っているパソコンの「Windows」や「Mac OS」に対応しているかの細かな確認を怠らないようにすることで、購入の失敗を事前に防ぐことが可能です。

HDMI端子が対応しているか確認する

出典：Amazon

液晶タブレットにもお手持ちのノートパソコンやデスクトップPCにHDMI端子が搭載されているのかの確認もしっかり行いましょう。基本的にはHDMIケーブルで映像出力を行うので、HDMI端子が搭載されていないPCは別途のハブを用意する必要があります。

ただし、USBハブを使用したHDMI出力だと遅延を起こしてしまう可能性があるので、直接PCにHDMIケーブルを挿すことができるパソコンを用意しておくのがおすすめです。

デスクにPCと液タブを置けるかを確認する

液晶タブレットはそれなりの大きさがあるため、PCデスクの上に液タブを置くことができる方が作業のしやすさが格段に上がります。テーブルが狭いと液タブを置くスペースがなく、不安定な場所で絵やイラストなどを描くことになってしまうので、作業スペースに液タブを置く余裕があるのかをチェックしておくのがおすすめです。

液タブの選び方

予算や大きさで選ぶ

液晶タブレットの相場価格は安いモデルで2万円~の製品が揃っており、プロなどが使用する高い高価なモデルで10万円~の価格帯となっています。また、ディスプレイの大きさによって価格も異なり、11インチ~23インチ以上の幅広い大きさから選ぶことができます。

大きいディスプレイの液タブを選ぶことで作業のしやすさも向上するので、自分の用途に応じたサイズ選びをするようにしましょう！

モニターの解像度で選ぶ

モニターにはHDディスプレイをはじめ、高画質な4Kのディスプレイを搭載した液タブも展開されています。イラストな細かなタッチを忠実に再現するためには高画質のモニター選びは欠かせません。

細部まで高精細なお絵描き作業に向いており、高級テレビに採用されているようなIPS液晶パネルが搭載されているモデルも充実しているので、高解像度の液晶ディスプレイでイラストを製作したい方は4Kモニターを選ぶのがおすすめです。

ショートカットキー機能の有無で選ぶ

液タブには作業効率を高めてくれるショートカットキーが搭載された製品も展開されています。ショートカットキーに役割をあてることで、個人の作業習慣に合わせたカスタマイズをすることが可能です。

色の割り当てやペイントソフトの各種割り当てをすることができるので、瞬時にソフトの起動や切り替えも行うことができます。ストレスフリーで作業を行いたい方はショートカットキーの機能の有無も含めて液タブを選ぶと良いでしょう。

筆圧レベルを確認する

液晶タブレットを選ぶうえで特に注目しておきたいポイントは「筆圧レベル」です。直接タブレットに書き込むペンの筆圧感知に優れているペンタブレットほど、描きたい絵を直観で忠実に描くことが可能です。ペンの角度や力の強弱によって、鉛筆やペンで実際に紙に描いているような感覚で描くことができます。

筆圧レベルは2048レベルや4096や8192レベルと、数字が高くなるにつれて価格も高くなり性能も上がります。よりタッチ感度に優れ、思い通りの絵やイラストを描きたいと思われている方は4096レベルや8192レベルの液タブを選ぶのが最適です。

液タブのおすすめ人気10選

初心者に優しいオススメの液タブ6選

HUION 液晶ペンタブレット

ショートカットキーでカスタマイズできる液タブ

170°広視野角で色鮮やかなディスプレイを搭載したHUIONの液晶タブレット。紙に描いているかのような書き心地が特徴的なこちらの製品は、ショートカットキーでオリジナルのカスタマイズで実用性・効率性を向上させてくれる機能が備わったアイテムとなっています。

11.6インチのディスプレイサイズで735gの重量となっているので持ち運びやすさもあり、カバンに入れて外出先で絵やイラストなど思うままに描くことが可能です。高性能な8192の筆圧レベルを採用しており、傾き検知機能は±60°まで対応しています。ペンを傾けてもタブレットがしっかりと反応してくれ、紙にリアルに描いているような書き心地で作業を行えるオススメの液タブです。

Wacom（ワコム）

会社の会議でも、イラストにも使いこなせる液タブ

オフィスワークやリモートワークでの活用にも優れたWacomの液晶タブレット。こちらのモデルは、スライドに直接書き込むことができるのでオンラインミーティングなどの発表でホワイトボード代わりに活用することができます。

もちろん、イラストやマンガ、アニメーション、写真加工、3Dなどの編集ツールとして、専用のペンを使用することで直観的に操作することが可能です。Chromebookでも利用可能で、イラスト初心者のデビューモデルとしても使い勝手の良いオススメの液タブです。

HUION 液晶タブレット

充電不要の筆圧8192レベルの専用ペンで描ける液タブ

視野角が広く、角度による色や明るさの変化が無いフルラミネートスクリーンを採用したHUIONの液晶タブレット。6つのショートカットキーを搭載したこちらのモデルは、太陽光の下でもしっかりと確認できる視認性を誇り、外出先でも絵画や風景のデッサンなどを書くことができます。

解像度 1920×1080のフルHD液晶を備え、充電不要な筆圧8192レベルの専用ペンで、上質な描き味を楽しむことができるタブレットとなっています。インスピレーションのままに絵を描きたい方にオススメの液タブとなっています。

HUION 4K 液晶タブレット

紙に描いている時と同じ感覚で描ける液タブ

PCに接続してペンタブレットとしても液晶タブレットとしても両方で使える2in1のHUIONの液晶タブレット。こちらのモデルは、高精細な色彩の4kの解像度のディスプレイを採用しているので、細部までをしっかりと目で確認することができる高画質な液タブ。

より豊かで自然な色合いの120%カバー率sRGBと8bitカラーで絵やイラスト、デザインを楽しんで描くことができ、スタンドに立てかけることも可能です。電源をオフにすれば板タブとしてお絵描きも楽しめるオススメの液タブとなっています。

Wacom 液晶ペンタブレット

初心者のエントリーモデルにオススメの液タブ

Cintiqシリーズのエントリーモデルがアップデートして新登場したWacomの液晶タブレット。こちらのアイテムは、プロモデルと同様のWacom Pro Pen 2を採用しており、狙ったところを描くことができるストレスフリーな液タブ。

初心者にも優しい、イラストや漫画の描き方を学べるオンライン教室の無料体験が特典として付属しているので、本格的にイラストに挑戦したい方のエントリーモデルととしてもオススメの製品。タブレットの裏面には滑り止めと折りたたみ式スタンドが備わっているので、角度をつけてデザインを描くことができるオススメの液タブです。

XP-Pen 液晶ペンタブレット

拡大・縮小を簡単に行える初心者にオススメの液タブ

思うように拡大と縮小をすることができるXP-Penの液晶タブレット。こちらの製品は初心者のエントリーモデルにピッタリな11.6インチのコンパクトな大きさが特徴的で、ビジネスバッグやカバンに入れて持ち歩くことができるので、外出先でもイラストを描くことが可能です。

8つのショートカットキーに加え、拡大と縮小を瞬時に行えるダイヤルも搭載されているので、スムーズに絵を描くことができます。PDFなどの電子署名も楽々することができ、本体の放熱が可能なスタンドも備わっているので、疲れにくい姿勢で作業を行えるオススメの液タブです。

20インチ以上のオススメの液タブ4選

XP-Pen 液晶ペンタブレット

イラストのみならず、ゲームのモニターとしても使える液タブ

画面の角度を16度から90度までの幅で自由に調節が可能なスタンドを搭載したXP-Penの液晶タブレット。こちらの製品は、イラスト初心者から上級者まで幅広いユーザーが利用できるopenCanvas（オープンキャンバス）をダウンロードして使用することが可能です。

イラストやデザイン、写真編集のみならず、switchやps4などのゲームのディスプレイとしても活躍してくれます。傾き検知±60°、筆圧感知8192レベル、応答速度8msの高性能な充電不要の専用のペンが備わっており、思うままに描写することができるオススメの液タブとなっています。

GAOMON 液晶ペンタブレット

広範囲の色で鮮やかなイラストを描ける液タブ

1920 × 1080フルHDフルラミネーションモニターを採用した21.5インチの液晶タブレット。大画面の21.5インチを採用したモニターで、思い通りに絵やデザインを描くことができるこちらの製品は、モニターの縁にショートカットキーが搭載したモデル。

筆の太さを簡単に調節することができ、消しゴム機能もショートカットで用意されているので、訂正したい箇所を瞬時に手直しすることが可能です。より豊かな色範囲で、色鮮やかなイラストを描くのにも優れており、充電不要のペンにショートカットキーのボタンも配置。よく使うショートカットを割り振ることで、直観的に操作することができるオススメの液タブです。

HUION 2.5k 液晶ペンタブレット

20個のショートカットを設定できる液タブ

大画面でクリアな2.5kの解像度のディスプレイを備えたHUIONの液晶タブレット。こちらの製品は、光の正反射を減らし、横からの視点でもクリアに映像を視認できるアンチグレアガラスを搭載しています。

Photoshop、SAI、Painter、Illustrator、Clip Studio、openCanvasなどの主要ソフトに対応しており、最大20個のショートカットキーを駆使して作業効率を高めることができるプロ仕様の液タブとなっています。モニターの裏側には専用ペンの収納に加え、角度調節が可能なスタンドが備わっているオススメの液タブです。

Artisul 液晶ペンタブレット

クリエイティブな製作にオススメの液タブ

イラスト制作、マンガ制作、色塗り、写真などの画像編集、アニメーション、グラフィックデザイン、製品デザイン、3Dモデリングなどのクリエイティブなシーンで活躍してくれるArtisulの液タブ。色彩を鮮やかに表現してくれるIPS液晶を搭載したこちらの製品は、イラストや写真編集の主要ソフトも使用可能なアイテム。

圧倒的な没入感を感じさせてくれる21.5インチの大型ディスプレイに繊細な描写をすることが可能で、疲れにくい姿勢で作業を行える角度の調節が可能なスタンドも備わっているオススメの液タブです。

まとめ

今回はイラストを始めたいと思われている初心者にオススメの液タブを厳選して紹介しました。機能性を上げてくれるショートカットキーを搭載した液タブをはじめ、高画質な４Kの液晶を備えたタブレットもピックアップしました。

コンパクトなサイズほど持ち運びもしやすく、重量も軽くなっているので、外出先でもイラストを描きたい方はコンパクトな大きさの小さいモデルを選ぶようにするのがおすすめです。

液タブを使用して、自分だけのオリジナルなイラストを是非描いてみませんか。